経営者に捧ぐ信用と信頼の違いとは?
本日は
経営者を育てるアドラーの教え
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という本の中から
信用と信頼の違いを紹介したいと思います。
ー以下本より転載ー
信用と信頼の違い
組織の中には2つの原理が存在します。
生産性の原理と人間性の原理です。
このうち生産性の原理は「信用」によって測られます。
一方、人間性の原理は「信頼」によって実現できるものです。
信用(クレジット)と信頼(トラスト)
アドラー心理学では、信用とは「相手の悪意の可能性を見極め、
つまり信用とは条件付きで信じることであり、
例えば、お客様との関係は信用取引です。また、
これに対して本当に信じ込んだのならば、
私は組織には生産性と人間性の両方が必要だと思います。
特に短期的な視点で見れば競争は必要なものです。
また長期的視点で見たときには、信頼が絶対に必要になります。
だから、信用と信頼は両方とも必要だと言うことになるのです。
ただ今までの日本企業はあまりにも生産性に偏りすぎていました。
競争を煽ることによって短期的な成果を求めようとしてきました。
しかし、前章でも述べたように、
そしたやり方から相互尊敬、
そうならないためにも、
それによって生産性も高まると私は信じて疑いません。
こういう見方をベースにした上で、先程の話に戻ると、
相手の行動の一つ一つを評価するのではなく、
ー転載以上ー
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ー以下本より転載ー
言い訳ばかりする人
■責めない第三者を立てて話をする
言い訳が多い人は、「私のことを責めないで」と言う意識を持って
人との対話の大半を、勝手に自分を責めるメッセージとして受け止
相手が言い訳を始めるときは、
「責めているのではないですよ。今日のことを学びましょうよ」
と声をかけ、今ここでできる事は何だろうか、と一緒に考えてみま
私は多重カウンセリングと言うものをよく行います。
これは厳しいことを言った時に、もう1人のカウンセラーにフォロ
フォロー側には「そうは言っても〇〇さんにはこんな良いところが
これを職場でも応用するなら、
部下に対して課長はやや厳しく伝え、
係長はフォローをする役割をする
三者関係でコミュニケーションを取ると言うことができます。
2人が一緒になって厳しいことを言うと潰されてしまう。
そこで片方が完全に味方に徹することで、
当人は客観的に話を聞けるようになるのです。
■人は自分について言われたことに、より関心を持つ
アドラー心理学のカウンセリングに、
人は自分に向かって言われたことよりも、
自分について言われたことに、
より関心を持つと言う鉄則があります。
「今日は〇〇さんに手伝ってもらって本当に助かったよ」
と直接お礼を言われるよりも、
複数のメンバーと一緒にいるときに
「□□さん。今日ね、〇〇さんに手伝ってもらってほんとに助かっ
誰かが他の人に自分のことを話しているのを耳にする方がゆとりを
注意する場合も同じです。
一対一の関係では責められているような感じがして、
言い訳が出てきやすくなりますが、
責めない他者がいれば受け止めやすくなります。
ー転載以上ー
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【人を陥れようとする人】です。
ー以下本より転載ー
【人を陥れようとする人】
■策謀者の味方を一人一人懐柔する
人を陥れようとしている人は、大抵の場合1人ではないものです。
必ず同調者がいます。
同調者、協力者がいる場合は、一人ひとり引き離すしかありません
私が若くして課長を務めていたときのことです。
仲間4人の中に、人を陥れるタイプの人がいました。
そこで私はこんな策を取りました。
他のメンバーたちのうちの一人が家が近い人がいたので、会社の車
そのうち私の家に来てもらうときに、時々ご馳走したりして、距離
一人を離すことができたら、別のもう一人と親密になっていき、ま
最終的に首謀者と二人きりになると味方がいないので勢力がかなり
首謀者が孤立して、他の人を求めようとしても、みんな彼のしてき
「どうせあの人は人に嫌なことばかりするから」と相手にされなく
策謀者と仲間たちが出てきたら、このように一人ずつ引き離してい
■頻繁に巻き込まれる場合はこちらにも問題がある
ただもしも人を陥れようとしている人に頻繁に巻き込まれてしまっ
つまりこちらが策謀に陥れられるだけの人間であると言うことです
陥れられるだけの弱さやつけ入れられる隙があると言うことを自覚
強さを身につけ魅力的になっていれば、誰かに陥れられること
ー転載以上ー
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今日紹介するタイプは
【自分で考えようとしない人】です。
ー以下本より転載ー
【動くきっかけを作ってあげる】
自主性がない人は
言い換えれば他律性(たりつせい)(自律の反対語)がある人です
これは決して悪いことではありません。
その持ち味をいかせば良いのです。
ある研修で出会ったキャッチャーをしていた男性の話です。
彼は仕事で伸び悩んでいました。
やる気もあまり感じられず、社内の人が手を焼いていました。
通常なら注意されるような振る舞いをしていたと思います。
でも私はあえてアプローチを変えました。
キャッチャーはもっと頭脳を使うチームの主軸で
第二の監督といってもいい人です。
私はそこに注目し、「あなたの培った知恵を生かして、今できる事
すると彼は「私は本を読むのが苦手なんです。頭が悪いから本なん
そこで私は必要な情報を収集するためにある本を渡したところとて
彼はそれをきっかけに本を1冊2冊と読むようになり、最終的には
糸口やきっかけづくりは大切です。
「過去の栄光があったじゃないか。決して頭が悪いわけじゃないん
あなたの過去の経験を生かして、誰かと一緒にできる事はないかな
すると彼は勉強会を立ち上げました。そして、そこでメキメキ頭角
【「自主性がない」=「フォロワーシップがある」】
このように自分で考えようとしない人には誰かがきっかけを作って
自主性がないと言う事は逆に言うとフォロワーシップがあると言う
組織ではみんながリーダーになる必要はありません。
「自分はこういうことができていないけれども、君の知恵を借りた
こう問いかければメンバーは一生懸命取り組みます。
フォロワーシップがある人が集まっているチームなら、リーダーが
ー転載以上ー
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メンツにこだわる人の対応
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【メンツにこだわる人】です。
ー以下本より転載ー
メンツにこだわる人
【放っておく】
メンツにこだわり、
自分は何大学卒だと盛に言ってくる人がいます。
これは「優越コンプレックス」と言い、
ベースに根深い劣等感を持っているケースが多いのです。
このタイプの人は自分の凄いところアピールしようとします。
実害は無いので子守唄のように聞いていてもいいでしょう。
「すごいな、すごいな」と反応してあげなくても良いのです。
相手は同じ話を繰り返してるだけですから。
しつこいと思ったら「〇〇さんその話はもう8度目だよ。
新しいネタ用意してくれない?」
と冗談ぽく伝えれば相手も受け取りやすくなります。
学歴にこだわる人は今結果を出せていないからこそ、
過去にすがっていると言うことも多いので、
「新しい栄光の物語を作ってよ」と言ってみるのも良いでしょう。
【メンツを大事にしてる人は、他人のメンツも気にする】
メンツを大事にしている人は他の人のメンツも非常に気にします。
ある研修で一人ひとりに自己紹介してもらいました。
「私は慶応卒で」といった次の人が「私は幼稚舎から慶応で・・・
最後に「私は東大で」と言う人が払われて、マウンティングが終了
学歴を気にする人は、
そんなことにまでこだわるのです。
この手の人に遭遇したら、リーダーはこの人は劣等感を持っている
ー転載以上ー
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すぐふてくされる人の対応
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【すぐふてくされる人】です。
ー以下本より転載ー
すぐふてくされる人
【悪い態度のときには反応しない】
すぐふてくされる人は、ボディーランゲージの表現が豊かです。
態度や、舌打ちなど、言葉以外で表現することが多いのです。
これは、実は非常に幼稚なメッセージの発信方法で、「こんなにふ
こちらはもちろん嫌な気持ちになりますが、ふてくされている人の
このタイプの人は、おそらく子供時代から同じことを繰り返してい
「そんな仏頂面しないで、心配なのよ」
「どうしたの?言ってごらん?」と、ふてくされている理由を聞い
だからこそ、このパターンを大人になっても続けているのです。
ふてくされている相手を無視すると、本人は「承認されていない」
ではどうすればいいか。
ふてくされていないときに、活発で率直なコミュニケーションを取
これはアドラー心理学の大原則です。
良い時に反応し、不適切な態度の時には反応しないこと。
その人は四六時中ふてくされてるわけではありません。
大体の人がしてしまうのが、ふてくされている態度が気になって仕
この対応をしていてはふてくされる態度は止まりません。
■ふてくされるとメリットがある。
実は私が新入社員の時、自分の態度がまさにこれでした。
当時は毎日のように上司から「文章を書いてごらん」と言われ書い
私は作文には自信があったのでプライドがありました。
それなのにバツがついてきたので、思わず上司に「なんですか?こ
すると上司は「全然、文章になってないじゃないか」との返答。
私が「そんなことないじゃないですか」と言うと、「よく考えてみ
私はすっかりふてくされてしまいました。
すると気になったのでしょうね。「岩井くん今日時間があるか?新
「お酒ですか?仕方ないですね」と私がついていくと上司はご馳走
おいしい食事を食べさせてもらえるので、私は内心「ラッキー」と
このようにふてくされているとメリットがあるのです。
後日その上司が書いた文章を読む機会がありました。
それは、目的がはっきり示された、実にわかりやすい見事なビジネ
一方、私の文章はラブレターのようでした。
上司のところに行って「これはすごいビジネス文章ですね」と伝え
私が良い態度の時に、上司とプラスのコミニケーションが図れたと
部下が良い態度の時に上司がリアクションすることで、信頼関係が
ふてくされた態度にも反応しない。
ふてくされていないときに本人の能力を認める。
そして、こうすると良いと言うモデルを示す。
ふてくされているのは、ボディーランゲージによって、あなたとコ
そうとわかれば、少し可愛らしくも思えてきませんか?
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【愚痴の多い人】です。
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愚痴の多い人
■意見を聞いて、本人にチャレンジさせる。
愚痴の多い人=いろいろなことを話す人です。
見方を変えれば、愚痴が多い分、
よくお局様と言われる人の愚痴は、
では例えば「この企画は全然良くない。
もしその意見の中に少しでも的を射ているなと思えるものがあった
リーダーには、どこかで必ず「四の五の言わずにやってみよう」
上司としての気迫が必要なこともあるのです。
リーダーたるもの時には、「私が責任を負うから、
■無責任の世界に逃さないよう、仕事を任せる。
愚痴ばかり言う人は、当事者でないからこそ文句を言えるのです。
ですから、逆に自分が業務に当たる遂行者になったなら、
このタイプの人には、とにかく仕事を任せ、
当事者として責任を持って、リスクテイキング(
そうすれば自然と愚痴は減っていくはずです。
ー転載以上ー
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